富士山寄生火山 下り山(1025.4m) 2011年12月18日

所要時間 9:02 県道−−9:28 下り山 9:36−−10:06 県道

概要
 精進口登山道脇の小ピーク。県道71号線との交差点から往復。登山道は今はほとんど使われていないと思われるが、軽トラなら走れそうな広い道で籔も無く問題なく歩ける。登山道周囲はなだらかな尾根が多数存在し、GPSが無いと山頂を見つけることは困難。山頂は明るい植林だが展望なし


大室山方面の駐車場 精進湖方面へと下る

 犬涼み山の次は下り山。ここは大室山北麓を回る登山道を逆方向の精進湖方面に向かうと途中にある山で、地形図を見ると三角点はあるが明瞭なピークではない。駐車場は大室山側にあるのは数年前に大室山に登った時に分かっているので県道を走っているとすぐに場所が分かった。たぶんGPSが無いと山頂を特定できないだろうから、出発前にGPSに緯度経度を入力する。

廃林道のような広い道 落ち葉が覆う

 県道から下り始めると廃林道のような広い道が始まり、谷筋を緩やかに下っていく。この付近は青木ヶ原樹海に含まれるのかどうか知らないが、辺り一面は明るい落葉樹林で、暗いシラビソ、檜、松で構成された樹海のイメージとは全く異なる。新しい落ち葉が積もっているので普段歩かれているのか全く分からないが、とにかく谷筋の林道跡を追っていけばいいので迷う心配は無い。林道のど真ん中に2か所ほど鹿のヌタ場がカチカチに凍っていたことを考えると、あまり人の往来があるようには見えない。鹿の往来は多いようで蹄の跡で霜柱が踏みつけられた列があった。

シーズンには高級菌類が生えるか? 緩やかに下る

 進んでいくと赤松や檜の植林があったりするが、主に明るい落葉樹林が続いてどこまで行っても明るい樹林だ。登山道は谷間を通っているので周囲はどこも高い位置で、しかも下り山はなだらかな丘のようなピークであり、地形図と現地の地形を比較して読図するのは非常に困難だ。最初から素直にGPSの表示を当てにしながら歩いていく。

ここが下り山へと続く尾根。周囲と変わらない 下り山山頂
下り山三角点

 残距離が200mを切ったところで微小尾根を越えて道が右に回り込み、その尾根の続きに山頂がある雰囲気なので道を離れて尾根に乗る。尾根上には道は無いが籔は林道わきの少しの部分だけで、すぐに灌木も無く歩きやすい植生に入って植林帯を緩やかに上がっていく。GPSが残距離ゼロを指した場所はピークではなく斜面の一角で、ぱっと見で三角点は見当たらなかったのでさらに進んでその先の高まりに立つ。周囲を見るが三角点は無し。GPSの表示を見ながら先ほどの残距離ゼロ地点に戻り、周囲をよ〜く確認すると、コケが付いた三角点を発見! 一応、緩い尾根が僅かな区間だけ水平になった微小肩のような個所に三角点は設置されていたが、これだけ特徴が無い地形ではGPS無しでは三角点発見は相当難しいだろう。標識等も皆無で山林作業者以外は入った形跡は無い。せっかくなので残りわずかな赤テープをぶら下げておいた。

 帰りは緩やかな登りで散策気分で車に戻った。県道を河口湖方面に走行すると道路脇に気温表示があり午前9時だというのに-2℃。日当たりが悪い場所の路面は濡れており凍結が恐ろしい。このエリアに入るには冬タイヤは必須だ。

 

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